食物アレルギーの治療

Food Allergy

Step 1 原因物質を避ける

まずは原因物質を突き止め、取り除きましょう。

Step 2 食事療法・サプリメント

食事やサプリメントでアレルギーを起こしにくい体を作ります。

Step 3 漢方薬

症状が重く、ステップ1と2の効果を待っていられない場合には、漢方薬の力を借りることができます。

Step 4 腸を修復 

免疫系全体の70〜80%を担う腸を正常化して再発の防止に役立てましょう。

ステロイドや抗生物質はいつ使う?

必要な時には怖がらずに使用。上手に使えば副作用も少なく、長期使用する必要もありません。

その他の治療方法

アレルギーの治療には他の方法も使用されています。

免疫療法

免疫療法は、アレルギー治療の最終段階です。原因物質に少しずつ接触させることで、その物質に耐えられるよう体を慣らしていきます。原因物質を完全に避けることが難しい環境アレルギーの治療によく使用されています。アレルギー症状を起こす危険性がありますから、経験のある獣医師の指導のもとで行う必要があります。

この方法を成功させるには、腸を修復し、全身の免疫を正常化させておくことが大前提です。

抗ヒスタミン薬

抗ヒスタミン薬は、ステロイドやシクロスポリンよりも副作用が少なく、軽度〜中程度のアレルギー症状に効果があります。ステロイドや抗生物質と併用されることもあります。特に猫は抗ヒスタミン薬に良好な反応を示します。

ただし、ステロイドと同様に、目に見える症状を抑えるだけで、アレルギーの原因やアレルギーによって起こる体内のダメージを治療するものではないため、服用をやめると再発します。抗ヒスタミン薬を一時的に投与して症状を抑えている間に、アレルゲンを除去し、食事や体質の改善を行いましょう。

アポキル

アポキル(オクラシチニブ)は犬のかゆみの抑制を目的に開発された新しい薬です。JAK1・JAK3という炎症の発生に関わる酵素を阻害します。こちらもステロイド、シクロスポリン、抗ヒスタミン薬と同様に、症状を抑えるだけで、アレルギー自体を治療しているわけではありません。また、JAK1やJAK3は、体内の異常細胞(腫瘍細胞など)の除去、感染の抑制など、生命に関わる重要な働きをしている分子であり、アポキルはこれらの機能も阻害します。

鍼灸治療

それぞれの犬猫の病態や体質に合わせた補助的な治療として使うことがあります。自宅でツボ治療を試してみたい方は、かゆみに効果のあるツボを参考にしてみてください。

薬浴

薬浴は、皮膚のかゆみを抑えたり、細菌や真菌による病変部の二次感染の予防や治療に役立ちます。消毒薬や殺菌剤を使用した薬浴剤もありますが、あまり使用しすぎると皮膚の善玉菌も殺してしまい、皮膚のバリア構造を壊してしまう場合があるので注意が必要です。

こういった薬浴剤で皮膚が荒れてしまった場合は、抗菌効果や炎症抑制効果のある精油やハーブを利用して自宅で手作りできる薬浴剤がおすすめです。

かゆみや炎症を抑える自家製薬浴剤の作り方