本サイトについて

About Us

こんにちは。

私たちのサイトをご覧いただきありがとうございます。WhollyVet.com「獣医師によるペットの自然療法・自然食ガイド」は、食事による予防医学の大切さをできるだけ多くの方に知ってほしいというひとりの獣医師の願いから誕生しました。

私は腫瘍科の獣医師として働いていました。がんになってしまった犬猫たちに抗がん剤を投与したり、病気の苦痛や抗がん剤の副作用を和らげるための治療を行う仕事です。がん細胞を取り出して、どの抗がん剤が一番効果があるか調べたり、新しく開発された抗がん剤や免疫療法が分子レベルでどのような効果をもたらすのか調べる研究も行なっていました。

そうやって毎日たくさんの犬や猫と接し、少しでも有効な治療方法を模索する中、抗がん剤の効果が特別に高かったり、副作用が少なく元気な子達がいることに気づきました。同じ種類のガンで同じ治療法を行なっているにも関わらず…です。この子達はいったい何が違うんだろう?そう疑問に思っても明確に答えられる人は周囲に誰もいませんでした。

内臓の機能?年齢?品種?病型や進行度?遺伝子?カルテのデータを比較すると、どれもそれなりに重要ですが、「特別な子たち」すべてに共通しているものはありませんでした。答えはカルテの外にあったのです。

皆さんは何が答えだったと思いますか?そう、食事だったのです。がんの治療中でも比較的幸せに普通に暮らしている子達は、みんな手作り食を食べていました。飼い主さんたちは、もう先が長くないのだからとペットフードをやめて好きなものを食べさせたり、食欲を刺激するためにお肉や魚、野菜を与えていたのです(飼い主さんたちは私に怒られると思ってずっと内緒にしていました…)。

この経験が犬と猫の「食」を見つめ直す原点となりました。

それまで犬猫の栄養についてはペットフード会社の情報に頼っていたので、自分自身で改めて学び直し、新鮮な食材やサプリメントを使った献立を治療の一環として使うようになりました。日本よりも手作り食が浸透しているアメリカやオーストラリアの獣医師たちにも会いにいき、いろいろな考え方や経験談を聞いて少しずつ食事の設計をかえ、最適化していきました。また、この過程で、気休め程度にしか考えていなかった漢方薬や西洋ハーブにも非常に高い効果があることに気づき、専門医の資格をとるに至ったのです。

今では、がんの子達だけではなく、さまざまな病気の子の診療と自然食や自然療法に興味がある飼い主さま・獣医師の方々のカウンセリングを行なっています。そしてもっともっと多くの方に”本物”の食事の大切さを知ってほしいという願いから本サイトを立ち上げました。

もちろん、食事の役割は大きなものですが、それだけで病気が治ったりするわけではありません。病気の発症には遺伝(品種・体質)、環境、年齢などさまざまな因子が関わっています。

本サイトでは、そういった側面も含めて、犬猫の食事療法や自然療法、統合医療について、最新の臨床獣医学情報と伝統医学の両方の観点から、飼い主の皆様と一般開業獣医師の皆様にわかりやすく科学的に説明することを目標にしています。

本サイトの運営に関わるスタッフは全員が動物と一緒に暮らしています。このサイトで紹介している食事療法や自然療法は、最新の栄養科学に加えて、疾患を「からだ」ひいては「生活環境」の一部として捉える伝統医学の原理の基づき、実際に自分たちの犬猫で実践したり、病院を訪れる飼い主の方に勧められているものです。私たちは、飼い主の皆様に対しては常にー飼主としての視点を忘れずに、動物たちの幸せを考えた内容をお届けし、獣医師の皆様には臨床現場で役立つ情報を科学論文等のエビデンスとともに正確にお伝えすることをお約束いたします。

犬猫たちの幸せは、家族一人一人との深い絆の上に成り立っています。病院でできることと、自宅でできること。その架け橋として私たちのサイトをご利用いただければ幸いです。

 

WhollyVet.com 監修・獣医師

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