2015 / 11 / 01

これが基本!健康を守るための猫ちゃんの手作り食

こちらが私たちがお勧めする猫ちゃんの食事バランス。100頭を超える猫の食事の栄養分析、ネコ科動物の生物学解剖学、小動物栄養学東洋医学、臨床経験のすべての観点からたどって行き着いたゴールデンバランスです。

お肉・お魚などのタンパク質食品を中心に、野菜少々。炭水化物も普通のペットフードよりもずっと少なくなっています。

たんぱく質食品(+ 動物性脂肪)

80〜90%以上

人間や犬とは異なり、猫ちゃんは完全な肉食動物。カロリーの90%以上を肉や魚などの動物性たんぱく質動物性脂肪から補う必要があります。

ボクたちは肉を食べるために進化してきたんだニャ

  • 肉・骨つき肉・・・鶏肉、ラム肉、牛肉、七面鳥肉など。筋肉と血液を作り、必要な動物性脂肪を補給。生または軽く加熱して与えます。加熱する場合は脂身を除きましょう。
  • 内臓肉・・・レバー、ハツ(心臓)、マメ(腎臓)など。内臓肉は天然のビタミン・ミネラル剤。現代の犬猫の多くの不調は内臓肉を与えるだけで解消します。週に 1~2 回、肉や魚の代わりに主食として、または、主食の肉や魚に少量を毎日加える形で与えます。与える量の目安は体重1 kgあたり1日1 gずつ。レバーを与えすぎるとビタミンA過剰になるので注意。
  • ・・・生で与える場合は刺身用を選んで。調理する場合は骨を除きます。白身魚、青魚など旬に合わせていろいろな種類を。筋肉を作るとともに、抗炎症効果の高いオメガ3脂肪酸を供給。
  • その他・・・カッテージチーズ、ヨーグルトなど。健康のためには主食ではなく、肉や魚に足す程度がおすすめ。

複数の種類のお肉やお魚を日替わり〜週替わりでローテーションするのがおすすめです。例えば、赤肉は鉄分が多い代わりにオメガ3脂肪酸が低く、魚はその逆。さまざまな種類の食材を取り入れることで栄養の偏りを防ぐことができます。

猫ちゃんは野菜や穀類を消化するのが苦手なので、ベジタリアン食(菜食)は基本的にはお勧めできません。

野菜・果物

20%以下

野菜は抗酸化成分や抗炎症成分など健康によいフィトケミカルが含まれています。猫ちゃんは野菜の消化が苦手なので、加熱して細かく刻んであげるとよいでしょう。発酵させると、自然の状態により近くなり(ネコ科動物が捕食する草食動物の胃の中と同じ状態になる)、消化しやすくなります。

ゆでるか蒸してから与える:

  • ブロッコリー
  • カリフラワー
  • インゲン
  • アスパラガス
  • にんじん
  • キャベツ
  • 大根など

生のまま与える:

  • ピーマン・パプリカ
  • すりおろしにんじん
  • アルファルファ
  • しいたけ
  • ラディッシュ
  • 葉物野菜
  • 果物など

かぼちゃ、じゃがいも、さつまいも等はでんぷん質が多いため太りやすい子にはすすめられませんが、便秘がちの子には効果があります。

与えてはいけない野菜・果物

炭水化物食品

10%以下

猫では、米、小麦など本来の性質に合わない炭水化物食品の摂りすぎが原因で炎症を起こし、さまざまな病気の引き金になっています。便秘しやすい、末期の腎臓病でタンパク質制限が必要といった特別な理由がなければ与える必要はありません

ネコ科動物は体の中でたんぱく質から炭水化物(細胞のエネルギーになる糖分)を作り出すことができます。

  • 米・玄米
  • キノア
  • ソバの実
  • ミレット・きび・あわ
  • ソルガム
  • とうもろこしなど

サプリメント・機能性食品

毎日の食事だけでは不足するビタミンやミネラルは特別な食品やサプリメントで補う必要があります。猫ちゃんの場合は、サプリメントも動物性食品由来のものを選ぶのがコツ。例えばビタミンAは、にんじんよりも、肝油サプリやレバーの方が吸収されやすくなっています。

必ず加えるサプリメント:

  • カルシウム
  • ビタミンB
  • ビタミンA
  • ビタミンD
  • ビタミンE
  • ヨウ素
  • オメガ3脂肪酸
  • オメガ6脂肪酸など

健康のために加えるサプリメント:

  • ナッツ類
  • プロバイオティクス
  • 動物性繊維
  • コンドロイチン・グルコサミン
  • スピルリナ・クロレラ
  • ターメリック
  • 酵母フレーク
  • CoQ10
  • カルニチン

内臓肉・骨・卵を与えて入れば必要なサプリメントはオメガ3脂肪酸(DHA・EPA)とヨウ素、タウリンだけ!

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