漢方薬・生薬 臨床ガイド

Kampo Formulas & Herbs

漢方薬・ハーブのご使用に際しての注意事項

1. 本サイトの内容は、獣医師の診断および処方に代わるものではありません。

2. 次の場合は、漢方薬やハーブの使用を考慮する前にかかりつけの獣医師に相談しましょう。担当の獣医師が漢方薬やハーブに詳しくない場合は、当サイト獣医師まで直接またはかかりつけの獣医師を通してご連絡ください。

  • 現在、治療中の場合
  • 妊娠中
  • 今までに薬などによりアレルギー症状を起こしたことがある場合

3. 漢方薬やハーブは、用量を守れば犬猫でも比較的安全に副作用なくご利用いただけますが、症状や体質に合わないものを使用すると、症状が悪化することがあります。

4. 漢方薬やハーブに限らず、空腹時に薬を与えると吐く場合があります。特別な指示がない限り、食事と一緒に与えるか、食後に与えるようにしましょう。食欲がないときは、好きな味のスープやヨーグルト、缶詰フード、シロップなど、液状のものに混ぜてシリンジやスポイトで少しずつ与えましょう。

5. 犬猫で多い副作用の症状は、下痢、嘔吐などの消化器症状です。まれに発疹、かゆみなどのアレルギー症状を起こすことが考えられます。食物アレルギーや不耐性がある場合は、漢方薬の有効成分だけではなく、添加物についても必ず確認を行いましょう。

 漢方薬の有効成分でアレルギーを起こす可能性があるもの

  • 小麦
  • 粳米 (米)
  • 阿膠 (ゼラチン)
  • 山薬 (やまいも)
  • ごま
  • 牡蠣など

 漢方薬の添加物で副作用やアレルギーを起こす可能性があるもの

  • 乳糖:成犬・成猫は乳糖をうまく分解できないことがあるため、下痢や腹痛を起こすことがあります。

 

  • ステアリン酸マグネシウム:顆粒や粉の流動性をよくし、錠剤を作りやすくするために加えられます。ステアリン酸の合成過程で不純物が含まれることがあり、マグネシウムは下剤として働くため、量が多くなるとお腹がゆるくなることがあります。

 

  • 白糖はちみつショ糖:糖尿病治療中は注意する必要があります。

 

  • キシリトール:犬猫では禁忌。漢方薬に使用されることはありませんが、漢方生薬をベースとした人用のサプリメントに甘味料として使用されていることがあります。

 

  • パラベン:エストロゲン作用がある防腐剤。こちらも漢方薬に使用されることはありませんが、漢方生薬をベースとした人用のサプリメントに使用されていることがあります。