獣医師による手作り食・自然療法ガイド

用量・用法・上手な飲ませかた

用量・用法

標準的な漢方薬

体重1 kg あたり 60〜75 mg から開始(添加物を含まない有効成分量)し、1日2回に分けて食事とともに与えます。予防目的の場合・良好な反応が見られた場合は、この量を維持。治療目的の場合は、2〜3週間おきに効果を確認し、副作用がなければ用量を2〜3倍まで増やすことができます。

単一の生薬・ハーブ・サプリメント

各ページを参照してください。

飲ませ方

  • 食事に直接混ぜる。通常はこれで問題なく与えることができます。
  • 味にうるさい犬、特に猫の場合は、薬を食事に混ぜると食事自体を嫌がるようになることがあるので、その場合は食事とは別に少量のおやつやごちそうに混ぜて与えましょう。
  • 香りの強い食べ物に混ぜる。ツナ缶、アンチョビ、内臓肉など。
  • 普段は食べさせてもらえない特別の「ごちそう」に混ぜて、口の周りや手の甲に塗る。ヨーグルト、チーズ、ハム、ナッツバター、ベビーフード(人間用)、はちみつ、フルーツソースなど。
  • ボーンスープ、フルーツソースなどに溶かして、シリンジやスポイトで与える。
  • ヨーグルト、クリームチーズ、ナッツバターなどに混ぜて凍らせ、錠剤を飲ませるのと同じように与える。
  • 粉薬は、カプセルに詰めて与えることもできます。空のカプセルは薬局で購入することができます。
注意
ハーブや漢方薬の有効成分の多くには苦味があります(良薬口に苦し)。直接口に入れたり、空きっ腹で与えると、吐き出したり、薬嫌いになることがあるので気をつけましょう。
参考 癒しのボーンスープ残り物や捨て値で売っている骨を利用してヒーリング効果の高いスープを作ろう

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