環境アレルギーの治療

Environmental Allergy

Step 1 原因物質を避ける

まずは原因物質との接触をできる限り減らしましょう。

Step 2 食事療法・サプリメント

食事やサプリメントでアレルギーを起こしにくい体を作ります。

食事療法の基本

蛋白質源1種類 + 炭水化物源1種類 + 野菜・果物2〜3種類が基本

  • 2〜3週間おきに食材を変えてローテーション
  • おやつは禁止または食事と同じ材料を使用
  • 内臓肉・骨は主食と同じ種類にする

(例:鶏肉を主食にする場合は、鶏レバーや鶏骨を使用)

  • アレルギーを起こしやすくする成分を避ける
  • 手作り食の場合は、必要なビタミンやミネラルが足りているかもう一度確認

症状別 おすすめの薬膳食材

症状チェックリスト

乾燥湿潤、どちらの症状が多いか確認し、食材を選ぶことができます。

寒症状
  • 寒がり
  • 日の当たる場所を好む
  • 寒い日に元気がなくなる・症状が重くなる
  • 病変部や手足の先が冷たい
  • 怖がり
熱症状
  • 暑がり
  • 涼しいところを好む
  • パンティング
  • 病変部が赤く熱をもっている
  • 暑い日に元気がなくなる・症状が重くなる
  • 短気・攻撃的・不安症
  • 夢をよく見る
乾燥症状
  • 皮膚が乾燥・カサカサ
  • 被毛がパサつく
  • 粉のようなフケ
  • 若白髪が多い
  • 脱毛
  • ウンチが硬く水分が少ない
  • 舌が乾いている
湿潤症状
  • 病変部がジュクジュク
  • 皮膚が脂っぽい
  • 耳や皮膚が臭い
  • 唾液が多い
  • 大きいフケがでる
  • ウンチがゆるい・粘液が付いていることがある
  • 吐いたものが粘っこい
  • 肛門線が詰まりやすい
  • いびきをかく
ねこ

最初は「湿潤 + 寒」→ 後期「湿潤 + 熱」で進行するパターンが多いニャ

「乾燥タイプ」と「湿潤タイプ」に分かれるけど、どっちも「寒」→ 「熱」に進行するタイプが多いんだ

いぬ

症状別おすすめ食材

寒症状

乾燥症状

  • タンパク質食品:ラム肉、ヤギ肉、ベニソン、カンガルー、鶏肉、レバー、サーモン、あじ、まぐろ、ぶり、いか、たこ、ほたて

 

  • 炭水化物食品:キノア 、米、さつまいも、かぼちゃ

 

  • 野菜・果物:ほうれん草、クレソンなどの緑色葉物野菜、アーティチョーク、アスパラガス、しいたけ、りんご、あんず、アボカド、いちじく

寒症状

湿潤症状

  • タンパク質食品:鶏肉、七面鳥、ラム肉、ヤギ肉、ベニソン、カンガルー、サーモン、あじ、たら、ます、うなぎ

 

  • 炭水化物食品:キノア、バスマティライス(インディカ米)、かぼちゃ、里芋

 

  • 野菜・果物:うど、ブロッコリー、きのこ、アルファルファ、春菊、ラディッシュ、パパイヤ

 

精製された炭水化物、でんぷん質の多い野菜は控えめに。

熱症状

乾燥症状

  • タンパク質食品:豚肉、鴨肉、牛肉、レバー、いか、たこ、ほたて、牡蠣

 

  • 炭水化物食品:そば、あわ(ミレット)、じゃがいも

 

  • 野菜・果物:ほうれん草、クレソンなどの緑色葉物野菜、アスパラガス、セロリ、大根、レタス、白菜、アルファルファ、アーティチョーク、しいたけ、かぶ、れんこん、りんご、あんず、アボカド、いちじく、ブルーベリー、マンゴー、メロン、いちご、すいか、梨

熱症状

湿潤症状

  • タンパク質食品:七面鳥、馬肉、鶏肉、すずき、かつお、さば、いわし、あさり、はまぐり、かに

 

  • 炭水化物食品:玄米、あわ、ミレット

 

  • 野菜・果物:セロリ、白菜、春菊、チンゲン菜 、小松菜、とうがん、大根、ごぼう、ラディッシュ、舞茸、かぶ、たけのこ、レタス、すいか、ブルーベリー、クランベリー、りんごの皮

 

豚肉などの脂の多い肉、乳製品は避ける。精製された炭水化物やでんぷん質の多い野菜はなるべく少なくする。

どのタイプでも使用できる食材
  • タンパク質食品:卵、鶏肉、鴨肉、サーモン・いわし・あじ・さんまなどの抗炎症効果が高い青魚
  • 炭水化物食品:キノア、米
  • 野菜:ブロッコリー、にんじん、カリフラワー、キャベツ、しいたけ

サプリメント・ハーブ

必ず与える

  • 必要量のビタミン・ミネラル類
必要なビタミンやミネラルの量をチェックする

治療に役立つサプリ・ハーブ

  • アレルギーを抑制することが報告されている食材・サプリ
  • ケルセチンなどのフラボノイド:アレルギーによる炎症を抑える。パセリ、りんご、セージ、ブルーベリー、ビルベリーなどの野菜、果実に含まれる。
  • 鶏卵
  • 免疫を調整する作用があるサプリ
  • コロストラム(牛の初乳・免疫ミルク):使用説明書に従って与える。
  • キノコエキス:免疫を調整。マイタケ、しいたけ、霊芝、コルディセプスなどを含むもの。使用説明書に従って与える。
  • ネトル(アルコール抽出物・体重 5 kgあたり0.2〜0.5 mL・1日3〜4回)
  • かゆみを抑制
  • 免疫系を調整:マクロファージを活性化することにより、アレルギー原因物質の体内からの除去に役立つ
  • 熱症状(上記を参照)がある場合に特に効果がある
  • 副作用:くしゃみ、流涙がみられることがある。他のハーブや漢方と併用する場合は、専門家に確認を行う。妊娠中、非ステロイド系消炎剤(NSAID)使用中には使わない。
  • 乾燥ハーブよりエキスの方が効果が高い。
  • ココナッツオイル:天然の抗菌効果があるラウリン酸を多く含む。お腹がゆるくなる犬猫が多いため、ごく少量から初めて少しずつ量を増やす。体重5kgあたり小さじ1まで。オメガ3脂肪酸やオメガ6脂肪酸をきちんと与えている場合は、無理して与えず、外用や薬浴剤として利用する。

Step 3 漢方薬

症状が重く、ステップ1と2の効果を待っていられない場合には、漢方薬の力を借りることができます。

Step 4 腸を修復

免疫系全体の70〜80%を担う腸を正常化して再発の防止に役立てましょう。

ステロイドや抗生物質はいつ使う?

必要な時には怖がらずに使用。上手に使えば副作用も少なく、長期使用する必要もありません。

その他の治療方法

アレルギーの治療には他の方法も使用されています。