獣医師による手作り食・自然療法ガイド

疾患別サプリメントガイド

病気の予防や管理に使われている機能性栄養素をご紹介します。

  • 動物病院で実際に処方されている量を掲載しています。一般的には非常に安全な量ですが、新しいサプリの与え始めには、まれにお腹がゆるくなる等の症状が現れることがあります。症状が続く場合は量を減らしてください。量を減らしても症状が続く場合は中止しましょう。溶解剤や添加物など、有効成分以外の成分も確認する必要があります。
Paw 1
与えるタイミング
  • 空腹時に与えると気持ち悪くなることがあります。食事に混ぜるか、食後に与えるとよいでしょう。
  • 基本的には、水溶性の成分は体外に排泄されやすいため毎日与えるのがおすすめです。油溶性・親油性の成分は、数日分まとめて与えることができます。
  • 例外もあるため、獣医師または製品ラベルの指示にしたがって与えるようにしましょう。
Paw 2
品質管理・添加物
  • 動物病院で信頼のできる製品を処方してもらうか、GMP基準に従い品質管理をきちんと行なっているメーカーから購入しましょう。
  • キシリトール、砂糖、乳糖などの甘味料、パラベンなどの防腐剤、ステアリン酸マグネシウムなどの添加物が不必要に使用されていないか確認しましょう。
Paw 3
アレルギー

食物アレルギーや不耐性がある場合、有効成分だけではなく添加物もチェックしましょう。犬猫用のサプリメントには味付けに牛肉・鶏肉・酵母エキス、乳糖などがよく使用されています。そのほかにも、フィラーとして米粉やトウモロコシ澱粉、脱脂粉乳、ソフトゲルカプセルに豚や牛、魚由来のゼラチンなどが使われていることがよくあります。

Paw 4
油脂系のサプリ

植物油、魚油(オメガ3・6脂肪酸)、肝油(ビタミンA・D)、ビタミンEなどのオイル系のサプリの与え始めに、お腹がゆるくなることがあります。症状が続く場合は量を減らしましょう。

Paw 5
カプセル・錠剤

カプセルを残してしまう子は、中身を出して食事に混ぜましょう。錠剤は小さくカットします。液体カプセルの場合は、先端をカットして中味だけ与えます。室温に数時間置いておくと吸湿して柔らかくなり、切りやすくなります。

Paw 6
猫ちゃん

味にうるさい猫ちゃんは食事にサプリを混ぜると食事自体を嫌うようになることがあります。その場合は、食後に別に与えましょう。おやつやスープと混ぜたり、口に直接入れて与えます。喉にカプセルや錠剤がくっつくことがあるので、投与後にシリンジなどで水を飲ませてあげましょう。

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