獣医師による手作り食・自然療法ガイド

File 5:14歳の四国犬こまちゃん(甲状腺機能低下症・関節炎など)

今月の「自然派わんにゃんカルテ」では、四国犬の母娘と一緒に暮らす飼い主さんにお話をうかがいました。

母犬のみやこちゃんは、岩下志麻さんのような任侠派で縦の繋がりやお行儀に厳しいながら、気立てよく明るく、心底愛情深いタイプ。15歳半という高齢で亡くなる直前まで娘のこまちゃんの世話を焼いていたそうです。

そんなお母さん犬と飼い主さんの愛情にしっかりと包まれて育った娘犬こまちゃんは現在14歳。加齢による不調はあるものの、大きな病気もなく幸せに毎日を過ごしています。さて、親子2代にわたる長寿と健康の秘訣とは・・・?

こまちゃんはどんな子?

  • 穏やかで素直、実直な優しいがんばり屋さんです。親バカながら、とても良い子。賢く根気があり、それだけに内側に溜め込むタイプ。そのストレスがいつも心配です。
  • 例えば、病院でも怖くてブルブルと震えながらも、うーむうーむと声ならぬ声で耐えている様子。病院の方からは「口輪なしで検査や処置ができる和犬はこまちゃんだけ」と太鼓判をいただくくらい。
  • 3歳頃から甲状腺の機能低下があり、ずっとお薬でコントロールしています。季節の変わり目や気圧、メンタルの影響も大きく、薬の量が少ないとやはり気力が低下するようなので、薬量の調整が日々難しいです。
  • 約2年前に母犬が亡くなり、かなりのダメージを受けました。一年くらい表情が麻痺したようになり、鬱の症状だったのではないかと思っています。

全方向から健康管理

食事

母犬の代から身体に優しい手作りごはんを続けています。便はとてもフレッシュなにおいで、食は細くなりましたがよく食べていると思います。

お肉お魚がメインで、気をつけていることは、お腹を冷やさないように冷たいものを控え、消化に負担がかからぬよう一口分をを小さくしています。

内臓肉や生肉は本人が好まず、食材には火を通します。常温で固まるお肉の脂肪はできるだけ除き、脂の強い魚の油分も適度に取ります。

  • 主食:鶏(ささみ、胸、腿、軟骨、ネック)、ラム、猪、鹿、鮭、かじき等。牛・豚にアレルギーがあります。夏場は体を温めるラムを控えて、うさぎ肉や馬肉を取り入れます。
  • お野菜のペースト:旬のお野菜を炊き合わせにしてからペーストに。例えば5月は、子かぼちゃ(種まで生で食べられます)、紫絹さや、京小松菜、ゴーヤ、そら豆、人参、暗所保管している菊芋などが入っています。サクサクとした食感の菊芋(エルサレムアーティチョーク)はプレバイオティクスが豊富です。
  • スープ:お水をほとんど飲まないので必ずスープを添えています。いつもはお肉から取るスープですが、本人が好きな国産大豆の豆乳水なども使います。
  • その他:小豆、赤米、納豆、オクラ、長芋など。粘りものはペーストにすると扱いにくいので別にしています。
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獣医師より

季節を大切にし、とても細やかな配慮が感じられるごはんです。代謝が落ちやすい甲状腺機能低下症では、血行も免疫力も低下しがち。こまちゃんは自分には生よりも温かい調理食の方が合うということがわかっていたんでしょうね。

サプリメント

サプリメントは自然素材、オーガニック系のものを体調や気候に合わせて過剰にならないよう取り入れています。良質のオイルや乳酸菌を欠かさないようにしています。

毎日欠かさないもの

Udoのオメガ3-6-9オイル・細胞壁破粋クロレラ乳酸菌生産物質・数種の乳酸菌・アンチノール・ケイ素

数日おき

PE DHA +EPA 550オメガ3脂肪酸)・肝油・ビタミンD・すっぽん卵油など

健康食品として

浄身粉(有機殻付全はと麦焙煎粉末)・菊芋パウダー・はと麦酵素など

その他、ノイロビタン(ビタミンB配合剤)、タウリンを処方してもらっています。

メンテナンス

甲状腺、加齢による腎臓や肝臓、関節などの弱りに対して総合的なケアを行なっています。うちの場合はお医者様に行く事自体が大きなネガティブ要因になりますから、家でできることを「自分だったらどうして欲しいか」を一つの目安にやりすぎず(双方の負担が大きくならぬよう)、緩和療法の何かを見つけられると良いかな、と思っています。

  • 鍼治療:週一回、予防的なメンテナンスのために行なっています。
  • 毎朝のマッサージ
  • 光線:温め治療器で冷えを取るようにしています。本人も気持ちよさそうです。
  • 漢方薬:現在は、瘀血を解除して関節痛を和らげるものや、心臓をサポートするものを主軸に処方してもらっています。
  • 歯みがき:TePeという人間の口腔手術後などに使う超柔らかな歯ブラシを使い、1日3回乳酸菌の粉で歯磨きしています。
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獣医師より

1日3回の歯みがきは表彰もの。この年まで失った歯は1本だけだそうです。

  • お散歩:1日3回計2時間くらい。関節炎のため、休憩しながら時間をかけてゆっくり歩いています。本人の行きたいところへ好きなように歩かせていますが、自分なりのコースを何種類か持っていて定期的に見回っているようです。
  • 飲み水:よいお水を与えるよう心がけています。

飼い主さんより大切なメッセージ

自分の直感を信じる

シニア世代の体調管理は、毎日愛犬の様子をよく観察して「おかしいな」と感じたらその直感を信じることがベストなのではと思います。

起こりうる変化を深刻にならず考え、心積もりをしているうちに知識も増えますし、よくも悪くも変化に対する心構えがちょっとづつついてくるような気がします。

免疫力を上げる、血行を促す事は基本的な体力を底上げするので、そのあたりを物差しの一つにすると、ケアの選択肢が見つけやすいと思います。

難聴について

聞こえ辛くなってからは、「愛してるー❤︎」を若い時より更に増して、朝から晩まで日に何度も伝えています。

花火やお祭り太鼓、サイレンやバイクの音が苦手だった子がその音に左右されず寝ているようになったら、それは怖いことから解放されるということですが、同時に大好きなお母さんやご家族の声も聞こえなくなっているという事。毎日、呼ばれる自分の名前が聞こえなくなって「どうしてしてかな?」って思っているかもしれません(もし、自分ならきっと寂しいしつまらない。。。)

なので、撫でたり(驚かさないように)、頭に口をつけて骨伝導で話しかけたり、お散歩の時もリードを引くだけでなく、目でわかる、もしくは体を触ってのコマンドを増やすなど、新しい楽しい時間を思い合いながら一緒に生きて欲しいと思います。

時間の使い方

母犬の看病・介護に際して、症状緩和に効きそうな食事作りに多くの時間を使いました。自分としては愛犬たちの為に使う時間でしたが、考えれば…彼女たちに伝わらない事です。

キッチンに長く立つより、傍にいたり、お散歩の時間を大事にしなければいけませんでした。気付いてからは、ご飯に関しては調理やセットの時短も気をつけるようになりました。

非常時に備えて

自分が救急入院した際に、幸い家族に愛犬達の世話を頼むことが出来ましたが、流石に手作り食は難しく、ドッグフードに頼りました。ただでさえ不安な中、食事も変わって、きっと元気が出なかったはずです。

それからは、定期的に安心度の高いドッグフードも意識して取り入れています。有事の際にも必要な習慣だと思います。

ホームドクターの大切さ

「おかしいな」と感じた時に、些細な事も相談できるホームドクターの存在は心強いと思います。ささやかな事の重なり、もしもそれが病気の前兆、経過だった際は、治療のヒントにもなるはずです。

正直、良いお医者様、動物病院に巡り会えることはなかなか難しく、多分多くの方が悩まれたご経験をお持ちと思います。

動物病院がお近くにない地域もありますが、せめてお電話でお話しできるように、相性の良い先生を探し出して欲しいと思います。それのためには、自分自身も愛犬の体質に関してある程度の勉強も必要で、病院に「丸投げ」することなく、自分の子供を小児科に連れて行くときのように、丁寧に診察を受けることができるよう、姿勢というか気持ちを示すことも大切と思っています。

我が家も長くお世話になっていた病院がありますが、診療の多角化、設備充実が進む中、大変な混雑となり、待ち時間が大きな消耗に。長年の診療データもあり、転院には不安だらけでしたが、新しい病院を探し始めました。

新しい病院と以前の病院に事情や自分の考えをお伝えし、はじめは症状に合わせて両院を行き来していましたが、今は新しい病院の先生方に信頼を感じ、全面的にお世話になる事が出来ています。有り難い事です。

転院した当時は正直やりにくいオーナーだったようで、採血すら立ち会いを望んだり、肛門腺絞りに使う拭き取り液の成分を聞いたりしていました。今となっては笑い話です。

編集後記
確かに、こちらの意思をはっきり示さないと病院側も理解できないですよね。その勇気がなくてあきらめてしまうことが多いのですが、きちんと向き合うことも大切ですね。
 
経験からくる貴重なお話をたくさん聞かせていただきありがとうございました。こまちゃんと飼い主さんのゆったりと幸せな時間がずっと続くよう応援しています。
 
本シリーズでは同じ悩みをもつ飼い主さん同士で情報交換できるよう最後尾にコメント欄を設けています。ご自由にお使いください。

獣医師より

シニアケアの基本「滋養をとる」「温める」「巡らせる」「炎症を抑える」のすべてを網羅しており、とても優れた健康管理です。愛情もあふれるほどなのが感じられ、足し算だけでなく、引き算が大切なこともご存知ですね。

腸ケアの効果も現れているようですし、鍼治療やマッサージといった受動的なケアだけでなく、運動もきちんと行なっています。自分の力で筋肉を動かす、というのは体を温めて巡らせるだけでなく、脳の活性化にもとても重要なので、高齢になってもできる範囲でいいので続けていくのがおすすめです。

性格的には、賢くて真面目な分、内側にストレスを溜めてしまう金タイプのわんちゃんのようです。感情をあまり表に出すことがなく、家族との別離にも必死に耐える健気なタイプ。でも飼い主さんがきちんと気づいてくれてますね。

甲状腺、精神的ストレスによる体への負の作用、加齢に伴う機能低下、関節炎に総合的な力を発揮するアシュワガンダというアダプトジェンを毎日のケアに取り入れるのもおすすめです。舌に赤みがあるので、アシュワガンダの温め作用を緩和してくれるマーシュマロウなどを合わせるといいでしょう。お使いの漢方薬にこの種類の効能が含まれていなかったらぜひ検討してみてください。

こまちゃんをもっと見たい方はこちらから

24 COMMENTS

浅野

はじめまして。何度も何度も拝読いたしました。拙宅も十分ケアしているつもりだったのですがまだまだできることがあると感じる次第です。一つお聞きしてもよろしいでしょうか。浄身粉というのはどんな効果があるのでしょうか。ハトムギとは違う効果があるのでしょうか。よろしくお願いいたします。

こま 乳母

浅野さま

コメントをありがとうございます。
私もまだまだです。
浅野さんの施されているいるケアを
伺いたい気持ちです。

さて、浄身粉ですが、
下記のリンク先が少しご参考になるかもしれません。
安心なハトムギを探して、「あなたと健康社」のお店に行き発見しました。
自分も食べています。
udo’s oilとの相性が良く(浄身粉と練り混ぜます)
私的に美味しいと思います。

http://www.children-allergy.jp/Jissen/joushinko.htm

何か不明点がございましたら、
またご連絡くださいませ。

浅野

なるほど!関節対策だと思っていたのですが肝臓保護作用もあって天然のミネラルが豊富なんですね。早速試して見たいと思います。ご丁寧な返信をありがとうございました。感謝いたします。

ねね

こまちゃん、可愛いですね。転院の件、とっても参考になりました。うちもがんばってよい病院を探そうと思います。採血、ちゃんと目の前でやってくれるなんて考えてもみませんでした。そういえばいつも奥に連れて行かれます…。

こま 乳母

ねね さま
こま にありがとうございます。

病院の選択、本当に難しいです。

採血の件ですが、
以前、母犬が検査を受けた際、
主治医先生に「痛めている右手以外で採血を」と
お伝えしましたが、
検査から戻るとその右手に止血テープが巻かれていたり、
注射針を刺し直す感覚で鳴き声が聞こえたり、、、で、
多分、経験を積む為に若めの先生がなさるのかな、と
感じました。
もちろん、それも必要な事ですが、
我が愛犬に際しては寛容になれず 笑。

こちらがややナーバスになる、この理由を
新しい病院の先生には、愛犬が
今以上の病院嫌いにならないためにも、
お願いの気持ち(練習等は無しで)をもって
お話ししました。

色々、そんな感じです。

もう一つ、
掛かりつけの先生が
犬さんと暮らしているか、猫さんと暮らしているかetc.
も、あらゆる面でバロメーターになります。

ちなみに、
愛猫も同じ病院ですが、こま とは別に
猫派の先生に診て頂いています。

ねねさんとご家族の動物さんが、
良い先生に出会われますように。

Coo

最近は猫学会の”キャットフレンドリー”認定された病院も増えてますよね ?

こま 乳母

Cooさん

コメントをありがとうございます。
お返事が遅くなりすみません。

我が家にも猫がおりまして、、
「キャットフレンドリー」をはじめて知りました。
猫さんにもより専門的な医療か大切と思います。
ありがとうございました。

小春

今日は。うちの犬も最近甲状腺機能低下と診断されました。お薬は指示された通りに上げていたのですが、調節もいいんですね。何かコツはありますか?何を目安にすればいいのでしょうか。

こま 乳母

小春さん
コメントをありがとうございます。
お返事が遅くなりすみません。

甲状腺の薬量は、本当に難しいと感じます。
うちは、
季節の変わり目、気圧の変化、
暑さに影響を受けるようです。

愛犬の元気具合が安定している時は、
多分、適量です。

うちは高齢となり、
元気がなかったり、呼吸が浅くなったり、
気は元気なのに身体が付いていかない等
若い頃ならスルー出来たちょっとの変化を
見逃せないようになりました。

0.06mg前後を(ここのところは1錠0.5mgの錠剤を8等分し、朝晩一粒ずつ服用しています)を基本に、
感覚(発病から10年以上経ちます)で
微調整していますが、
気になる時は血液検査を受けます。

薬を選ぶのも、飲ませるのも
自分です。
自分の裁量一つで
こまの体調や気分を左右するので、つい
考えすぎてしまいがち。。
でも心配のオーラは、
あまり良くないかもしれませんね ^^;

書きながら反省、です。

カオルM

こんにちは。我が家の犬(13歳)も最近甲状腺機能低下症と言われまして、お薬なしではダメかと今必死で調べているところです。どんな対策が一番効果があったか教えていただけますか?漢方薬だけではダメでしょうか?

whollyvet先生、アシュワガンダの記事お待ちしております。

よろしくお願いしますm(_ _)m

こま 乳母

カオルMさん

コメントをありがとうございます。
お返事が遅くなりすみません。

こまの甲状腺疾患に関しては、
西洋医学のお薬が必要と判断しましたが、
もし、薬品以外に効果を得られるものがあれば、
私もそちらを選びます。
よかったら、可能性あるものを
どうかお教えください。

穏やかでやわらかい時間が
こまの気持ちを一番やわらけるようなので、
そんな時間が増えるよう、
頑張ることくらいしか
出来ていません。

あまりお役に立たない事で
申し訳ないです。

Wholly Vet 編集部

カオルMさま
数値や症状の程度によってはハーブや漢方薬だけで維持できるケースもありますが、こまちゃんのように若い頃から甲状腺を患った場合とカオルMさまのわんちゃんのように加齢で徐々に機能が低下してきた場合とでは原因も対策も異なることがあります。必ず専門の先生に診ていただくようにしてくださいね。

アシュワガンダについては、こちらのアダプトジェンのページに概要を追記しました(スクロールして表をご覧ください)。
https://www.whollyvet.com/2016/12/adaptogen/

詳細な解説につきましては、また別に記事を作成する予定です。

モコ(10歳柴)

カラフルなお野菜、美味しそうですね。そのまま私たちも食べれちゃいそうです。…って一緒に食べてらっしゃるのですよねきっと。病院探し、大変ですよね。私もいつも不安を抱えています。こちらのサイトに書いてある小さな変化に気づいても、ちゃんと受け止めてくれる先生がいない…無視される…感じです。

こま 乳母

モコさん

コメントをありがとうございます。
お返事が遅くなりすみません。

10歳❣️
お元気にお過ごしですか。
ちゃきちゃきな成犬時代から、
より心が通じ合うような
佳き年齢と思います。

良い先生、人間界も同じですが、
お忙しいはず。
忙しいと疲れてしまったり、
医学のアップデートもままならず、
心ある病院は、進み方も大変なのだと感じます。

自分の病院の選考基準は
明るく清潔で
先生と看護師さんの笑顔がお元気である事が
大事です。
大きな病となった際の提携専門医(例えば大学病院)
全身麻酔の提携検査センターなども、
はじめに聞いています。

口コミも調べますが
個人の私情が大きく
医療技術や志しに関しては中々わかりません。
ただ、良い意味での「愛犬おたく」の方々からは
学ぶところが大きいです。

ご指摘いただきましたお野菜の事、
ハイ、私も一緒に食べています。
温スムージーです。

マサ・ハル・ココ

じっくり読ませていただきました。針を刺されながら飼い主さんの方を必死にみてるこまちゃん最高ですネ。うちの3ワン達も幸せに歳を重ねていっていって欲しいです。あの。。。非常用のドッグフードはオススメはありますか?うちはフリーズドライを常備しているのですが消費期限が短くて、他に何かよいものがないかなと思っていたところでした。

こま 乳母

マサ・ハル・ココさん

コメントをありがとうございます。
「じっくり」お読みいただき恐縮です。
こまの振り向き写真に、
お褒めの言葉を嬉しいです。

お返事が遅くなりすみません。

保存用フード、
難しいですよね。
食べ物はつくづく難しい。。

ドッグフードは日進月歩というか、
短期間で新しい商品が出るので、
私も追いつけていず、
自信を持っておすすめできるものが
残念ながらありません、ごめんなさい。

そして、
ある程度安心できるものは
ご指摘の通り
賞味(消費)期限が短いです。

ご参考までに
今ご飯にしているドライフードです。
(牛、豚にアレルギーがあるので偏ります)

ziwi peak
K9(フリーズドライ生色)
iti (イティドッグ)

この辺りですので、多分ご一緒かと。。

他に缶詰やレトルトも複数種、
常備しながら、適度に使っています。

良いもの、おすすめを
こちらこそお教え頂きたく、
お願いします。

マサ・ハル・ココ

こま 乳母さんのお話は読めば読むほどじわっときます? フード同じでした。こま 乳母さんは見る目がしっかりされているので安心しました。安心と期限、どちらを取るかというとやっぱり安心ですよネ。どうもありがとうございました。答えにくい質問をしてしまってすみませんでした。

こま 乳母

ありがとうございます。
私も、安心しました ?❣️

さくら母

はじめまして。うちの老犬(秋田)も歳を重ねて甲状腺、腎臓、関節と弱ってきているのでとても参考になりました。うちのこは幸い病院(獣医さん)が好きなので、点滴のため入院しているときも皆さんに可愛がられて穏やかに過ごしているそうなのですが、それでもなるべく私たちと離れる時間を少なく過ごしていけたらと思っています。お互いにがんばりましょうね。

こまちゃんとwottsu様がいつまでも幸せに暮らしていけますように。

こま 乳母

さくら母さん

ありがとうございます。
じんわりきます。

秋田さん、
大好きな犬種の一犬です。
お名前「さくら」さん、でしょうか。

甲状腺、関節、腎臓の衰えに
心を配られながらの日々を
お過ごしと思います。

どうか、優しい時間をゆっくりゆっくり
歩まれますように。

来る明日を今日と同じように、
一緒に過ごせる事が
何よりのしあわせです。

お返事が遅くなりすみません。

くぅ

こんにちは。
素晴らしい愛情と健康管理で、とても勉強になります。
私は手作り食を始めてまだ3年目のためまだまだ経験も知識も不足しています。
現在うんちが硬かったり急に柔らかくなったりと不安定なため腸ケアを見直しております。うんちが臭いと思ったことはほとんどないのですが、こちらに「便はとてもフレッシュなにおい」と書かれてありやはり腸ケア不足だと感じました。
そこでいくつか質問させて下さい。
・健康食品として使用されている菊芋パウダーは、どういった時にどのようにして使用されていますか。
・歯磨きの際に使用されている乳酸菌の粉はどういったものですか。こちらは歯のための乳酸菌でしょうか?(紹介されているTePeの歯ブラシ早速購入しました。以前より磨きやすいです。感謝致します。)
また、うちの子は11歳で少し関節が気になり始めたのでレクチンフリー食にしています。となると旬のお野菜でも食べられるものが限られ、同じような野菜ばかりになってしまっています。こまちゃんも関節炎とのことですが色とりどりのお野菜を見るとレクチンフリー食はなさっていないのですね。やはり腸ケアをしっかりとなさっているからでしょうか。
私が作るごはんは、引き算が大切だとは知っていながらも、ついついあれもこれもと足し算ばかりになってしまいます。引き算が難しいです…
こちらの記事を今後も読み直して健康管理に役立てていきたいです。

こま 乳母

くぅさん

コメントをありがとうございます。
返信が遅くなりまして、すみません。

大げさですが、
こま愛が私の活力、
彼女と楽しく生きたいから、シニアな自分の健康も気遣う様になっています。
元気がないと、良いケアが出来ないです。
くぅさんも、どうかご自分をお大事にお過ごしください。

たしかに、腸は体調のバロメーター。
便の安定は、毎回ほっとします。
固さ、匂い、量、回数等がいつもと違った時に
「注意」を知らせてくれる気がします。

匂い、は出たてがわかりやすいかと。
こま はトイレ:アウトドア派なので、自分は道端で便の匂いを嗅ぐ変な人になっていますし、用を足した後は「ナイスファイッ❣️」と必ず褒めるので、ますます不思議に映ると自負しています。
でも、おしっこ含め排出は良い事にしたいのです。
お母さんが心配してる、、、と伝わるともしかしたら「うんち頑張らなきゃ」とちょっと緊張しちゃうかも。
11歳でしたら阿吽の呼吸ですし、私の考え過ぎでしたらすみません。

手作り食は毎日の事ですし、
一日で完璧は無理!は、私だけかもしれません。
なので、不足は数日中に補うイメージ、
割とラフなサイクルで網羅を目指しています。

自分のやり方がベストではありませんが、食事作りに時間を掛け過ぎたくないので、出来る範囲の最善で、今に至ります。

オーガニック菊芋パウダーは、ドライフードにふりかけたり、豆乳水、豆乳ヨーグルト水にまぜたりしています。

犬さんに豆乳類は賛否両論です。
うちは、ほとんどお水を飲まないため、
水分補給の「健康ドリンク」として出しています。
といっても、大さじ一杯〜三杯程度をお水で薄める量、
こま が好んで飲む事が大事です。
直近の事にて、まだ影響がわかりませんが、
ライスミルクにトライ中です。

レクチンに関しても、
厳重には無くした方が良いかもしれませんが、
野菜ペーストに入れる量、
さらに一日量となると、多分ですが、
かなり少ないかと。
野菜ペーストも夜に大さじ3杯くらいを
ウドズオイルとピヨカル(卵殻カルシウム)を混ぜ、お皿に付けているので、
大量に食べている事はありません。

「引き算」ごはん。
確かにペーストには、あれやこれや入れたくなります。。。いまだに。

ただ、時に可笑しな味になってしまって 笑、そんな経験から
特徴のあるものや、繊維がモワモワとなるもの(林檎や人参など)を入れすぎないようにしています。
かぼちゃやおさつ、ヤーコン(大おススメ!)はカロリーもありますが、甘味もあり、どれかを必ず入れます。
加熱に強い栄養素、ビタミン類を含むので、繊維成分と一緒に摂取するだけでも良いかな、の判断です。

人用のグリーンスムージーのレシピ、
作り始めの頃は参考にしていました。
小松菜は中々味がしまります。

長くなりましたが、
もし、不明点がありましたら、
またお便りくださいませ。
私も自分を見直す事ができて
勉強になります。

歯磨きの粉(顆粒)
http://www.sophia1000.com/ja/products/
動物用のフローラケア顆粒(緑の箱)を使っています。
1日に1包、一回に1/3〜1/2量が目安です。
こま はこのお味が好きで、食後の歯磨きがデザートの様になっていて助かります。

サイトをご覧頂くと
オーガニックの新製品がありますが、
そちらも気になっています。

TEPE 歯ブラシ
https://www.amazon.co.jp/gp/aw/d/B004JZP4YO/ref=yo_ii_img?ie=UTF8&psc=1

この歯ブラシを歯茎に毛先が入る様なイメージで、上の歯にはブラシを上向きに、下の歯には下向きにシャカシャカ歯茎をなぞる感じです。
超柔らかなので、多少圧力が強めになっても、歯茎への負担が少ないように思います。

個人的な結果ですが、
3ヶ月くらい使用の後に
効果を感じました。

人間歯科医にも相談を重ねていて
(良い先生で、乳児用の製品や時に動物用無添加の商品を探してくださいます。)
乳酸菌の効き目や歯ブラシの使い方は
そのまま犬さん達にも応用できました。
歯周病菌は弱った内臓の負担になる様で、なるべく少なくしたいと思います。

余談を申し訳ありませんが、
ガム歯磨きみたいな製品は、
歯茎の奥に汚れを入れ込んでしまうケースもあるようです。

長くなりました。

こまの歯に関して、
抜かずに済んだかもしれない一本に悔いが残っています。
きちんとケアすれば、
歯茎の力をある程度戻せます。
抜歯は最後の手段ですね。

くぅ

本当にご丁寧な返信ありがとうございます。
私も犬のごはんをあれこれ勉強するようになり、自分の食べるものなどにも前より気を付けるようになりました。この子の元気が私の元気になるのなら、その逆もきっとそうですもんね。私への心遣いありがとうございます。

うちの子は外でも中でもうんちをしますが、私もすかさずにおいを嗅ぐようにしています。少し周りの目を気にしながら…そして「硬いね~」「軟らかいね~」「良いうんち~」と何かしらコメントするようにしています。ただ、良いうんちコメントは少ないのでやはり食事を見直さねばと思っています。

手作り食をする中での不足分を知るのは、やはり栄養計算などしておられるのでしょうか?

菊芋パウダーはそういった使い方があるのですね。パウダーなら気軽に取り入れられそうです。うちの子は全くといっていいほどお水を飲まないので…

野菜ペースト大さじ3杯くらいというのは、徐々に足していってベストを見つけられたのでしょうか?いまだに野菜の量のベストが分からなくて、かといってうんちも硬かったりたまに軟らかかったりと不安定で増やすべきか減らすべきかいつも迷ってしまいます。ちなみに朝はどんな野菜をあげられていますか?水溶性食物繊維と不溶性食物繊維のバランスはどのようにしておられますか?
うちの子は胆泥症でもあるので1日4食で、いつ何をあげるかというのも悩みの1つです。イタリアングレーハウンドのため痩せやすく穀類(あわ、きび、ひえなど)も与えています。さつまいもは穀類の代わりに入れる時があります。ヤーコン、近所であまり見かけませんが”オリゴ糖の塊のようなお芋”なんですね!この時期でも手に入るでしょうか。探してみたいと思います。

こま 乳母

くうさん

こちらこそ、
ありがとうございます?。
又々返信が遅くなり、すみません。
諸事情あって、
こまのケアに気持ちを向けて、
こちらにお時間頂きました。

さて、早々ですが、
こまごはん は
カロリーや栄養素の計算はしていません。

母犬のごはんを作り始めた頃
(約17年前)は、
その頃なりに、
栄養の確認をしようと
計量等していましたが、
とにかく食べない子でしたから、
計量自体が虚しい徒労でした。

なので、
当時良さそうなドッグフードの内容(食材等)を参考に、必須的な栄養の摂取を目指していた感じです。
ただ、絶対に思う通りには行かず、
おやつもいらない性格で、
食事に関しては、自分のメンタルを鍛えられました。

幸い(本当に)、
身体も出来てきて、
気ぢからみたいな
全体が醸し出す雰囲気や、
元々の高い運動能力も
私が足手まといになるくらいに
元気に満ちて、
食事を考え直すきっかけなく、
若い頃を過ごす事が出来ました。

「ホメオパシー」治療が効きました。

余談ですが、
予防医学、未病の進行を防ぐ気持ちで
自然治療の先生にかかり、
その時にいただいたアドバイスは
何よりの勉強になりました。

野菜ペーストの量、
仕切り皿のお野菜のスペースに
入る量がスプーン三杯です。
こんな理由で申し訳ありませんが、
ずっとこの量なので、
こまには合っているかな、と感じています。

朝は
浄身粉パウダー & udo’s oil がお野菜のスペースに入る事が多いです。
シニア期に入り、経絡三ヶ所に小さな脂肪腫が出来て、気は心となりますが、ハトムギを多目にしました。

お身体の為の1日4回のごはん。
大変と思いますが、
楽しい時間が4回もあるなんて
わんさんは嬉しいですね。
うちはお散歩中におやつタイムがあるので、ちゃんとした食事、今は1日2回です。

便の不安定感、とても心配ですよね。
きっと、お医者様や犬友さんと
ご検討、改善などされ尽くしていらっしゃると思います。

ごはんに関しての正解は
体質、性格、環境を考えると
犬さんの数くらいあるやもしれず、
お腹の事は、最終的には
家族(お母さんメイン)しか
感じ得ないとも思っています。

参考になるか、
大げさに言えば毒になるか
わかりませんが、
便秘がちの時は寒天(少量から)、
柔らかな時はおから、が調整役です。
そして乳酸菌。
→ヤーコンの季節になりましたら、
是非、食べてみてください。
美味しいです、が、食べすぎは
よくないようです。

健やかなうんちを見ると嬉しいです。

その瞬間が
増えていきますように。

また、何かありましたら
✉️お送りください。

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