獣医師による手作り食・自然療法ガイド

豚肉ときのこのココナッツミルク煮

 秋の薬膳ごはん 

体を潤おす豚肉とココナッツミルクで乾燥から体を守り、きのこで免疫力をアップ!乾燥する季節やカサカサした皮膚炎におすすめです。

  • 潤す
  • 活力アップ

  • 乾燥する皮膚炎に
  • 穀物フリー

 

 時間:30分   犬レシピ |  猫レシピ |  作り置き |  グルテンフリー |  穀物フリー | レクチンフリー 

適していません
  • ジュクジュクした皮膚炎・外耳炎・肛門腺炎がある
  • 再発性の膀胱炎がある
  • 唾液が多い

 犬用レシピ   猫用レシピ 


 犬用レシピ 

材 料

豚肉(赤身) 500 g
きのこ 200 g
さつまいも 150 g
ココナッツミルク 1/4カップ
すりごま 大さじ1
適宜

作り方

  1. 豚肉、きのこ、さつまいもを小さめの一口大にきる。
  2. 深めの鍋に水大さじ2〜3を入れて熱し、沸騰したらさつまいもと豚肉を入れて全体を混ぜながら「水炒め」にする。
  3. 豚肉の表面の色が変わったら、きのこを加えてひと混ぜする。
  4. ココナッツミルクを入れ、材料の半分程度の深さまで水を足して強火にする。沸騰したら弱火にし、蓋をしてさつまいもに火が通るまで煮る(大きさによるが5〜15分)。
  5. 火を止めてすりごまを入れて混ぜ、体温程度まで冷めたら与える。
  6. 残りは冷凍保存する。

カロリー

全量 1054 kcal(1/3量 351 kcal)

体重 1日量
5 kg 1/3量
10 kg 1/2量〜
15 kg 2/3量〜
20 kg 全量
28 kg 1+1/4量
30 kg 1+1/2量

  • 成犬・避妊去勢済み・普通の運動量の場合
  • 骨やおやつを与えられるよう少なめの計算になっています。
  • 1日2食の場合は、この半量を1食分として与えます。
  • 手作り食を初めて与える場合は、1週間おきに体重を計り、与える量を調節しましょう。

 ライフステージ・体重別のカロリー計算はこちらから 

たんぱく質 53.7%
脂質 17.3%
炭水化物 29.1%

1000 kcal あたりの栄養(しいたけ・舞茸を100 gずつ使用した場合)

必要なサプリメント


MEMO

 サプリメントガイド 

  • ココナッツミルクは脂肪分が多いため、大量に与えると消化器症状を起こすことがあります。分量を守るようにしましょう。ココナッツに含まれる中鎖脂肪酸(MCT)はてんかんや加齢による認知障害などに効果があることが報告されており、がんや吸収障害のある犬猫の栄養源としても使用されています。上記の量で特に問題がなければ、少しずつ量を増やしてくこともできます。
  • 太りやすい子は、さつまいもをアスパラガス、大根、蓮根などに置き換えましょう。
  • きのこは舞茸やしいたけがおすすめです。手にはいれば白きくらげも。乾燥する季節に弱りやすい呼吸器を潤して保護する作用があり、ビタミンD2が豊富で亜鉛などのミネラルを含んでいます。

初めての方へ

手作り食の危険性を知って安心安全

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うちの子に必要なカロリーや栄養素の量は?

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サプリメントガイド

手作り食に不足しがちな栄養素をチェック

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 猫用レシピ 

材 料

豚肉(赤身) 500 g
きのこ 100 g
さつまいも 50 g
ココナッツミルク 1/4カップ
すりごま 大さじ1
適宜

作り方

  1. 豚肉、きのこ、さつまいもを小さめの一口大にきる。
  2. 深めの鍋に水大さじ2〜3を入れて熱し、沸騰したらさつまいもと豚肉を入れて全体を混ぜながら「水炒め」にする。
  3. 豚肉の表面の色が変わったら、きのこを加えてひと混ぜする。
  4. ココナッツミルクを入れ、材料の半分程度の深さまで水を足して強火にする。沸騰したら弱火にし、蓋をしてさつまいもに火が通るまで煮る(大きさによるが5〜15分)。
  5. 火を止めてすりごまを入れて混ぜ、体温程度まで冷めたら与える。
  6. 残りは冷凍保存する。

カロリー

全量  897 kcal(1/4量 = 224 kcal)

体重 1日量
3 kg 1/5量
4 kg 1/5〜1/4量
5 kg 1/4〜1/3量
6 kg 1/3量
7〜8 kg 1/3量〜1/2量

  • 成猫・避妊去勢済み・普通の運動量の場合
  • 骨やおやつを与えられるよう少なめの計算になっています。
  • 1日2食の場合は、この半量を1食分として与えます。
  • 手作り食を初めて与える場合は、1週間おきに体重を計り与える量を調節しましょう。

 ライフステージ・運動量別の栄養計算はこちらから 

たんぱく質 64.6%
脂質 20.9%
炭水化物 14.5%

1000 kcal あたりの栄養(しいたけ・舞茸を50 gずつ使用した場合)


必要なサプリメント


MEMO
  • 普段から内臓肉を与えている場合は、必要なのはDHA+EPAヨウ素だけです。
  • タウリンは、食品中の含量の変動が大きく、保存や調理中に壊れてしまうため、サプリメントの利用がおすすめです。

 サプリメントガイド 

  • ココナッツミルクは脂肪分が多いため、大量に与えると消化器症状を起こすことがあります。分量を守るようにしましょう。ココナッツに含まれる中鎖脂肪酸(MCT)はてんかんや加齢による認知障害などに効果があることが報告されており、がんや吸収障害のある犬猫の栄養源としても使用されています。上記の量で特に問題がなければ、少しずつ量を増やしてくこともできます。
  • 太りやすい子は、さつまいもをアスパラガス、大根、蓮根、長芋などに置き換えましょう。
  • きのこは舞茸やしいたけがおすすめです。手にはいれば白きくらげも。乾燥する季節に弱りやすい呼吸器を潤して保護する作用があり、ビタミンD2が豊富で亜鉛などのミネラルを含んでいます。

初めての方へ

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