獣医師による手作り食・自然療法ガイド

ダック & 玄米

 水はけのよい体を作る薬膳ごはん

腎臓を潤して全身の水の巡りを改善してくれる鴨肉は、体の熱をとる作用もあるためジメジメして生暖かい梅雨の時期に取り入れたい食材です。ビタミンK、ナイアシンビタミンB6、ヘムなど健康にうれしい成分もいっぱい。きゅうりが不要な水分と熱をとる効果を促進してくれます。

鴨肉はワンちゃんにとっては脂肪分が多いのが難点ですが、健康的な不飽和脂肪酸の割合が他の肉よりも高くなっています。食物繊維が豊富な玄米と組み合わせて、余分な脂肪の吸収を押さえましょう。

梅雨の時期のほか、雨の日に元気がなくなる犬猫、流涎、ジュクジュクした傷や外耳炎、脂っぽい皮膚炎、肛門嚢のつまり、湿性の咳が気になる犬猫にもおすすめです。

  • 水分代謝を促進
  • エネルギーを養う

  • 雨の日に元気がない犬猫に

 

 時間:30分   犬レシピ |  猫レシピ |  作り置き |  グルテンフリー 

適していません
  • 鴨肉、米または卵アレルギー
  • 膵炎・胆のう疾患など脂質代謝障害がある場合
  • 体液不足

 犬用レシピ    猫用レシピ 


 犬用レシピ 

材料

鴨肉(皮・脂身なし) 500 g
3 個
玄米(炊いて冷ましたもの) 100 g
ブロッコリー 100 g
かいわれ大根 1 パック
きゅうり 2 本

作り方

  1. 玄米は調理して冷ましておく。
  2. ブロッコリーは一口大にし、軽く茹でるか蒸して冷ましておく。
  3. 鴨肉、きゅうり、かいわれ大根をを一口大に切る。
  4. 材料をすべて混ぜ、1食分ずつ小分けして3日以上冷凍する。
  5. 与える前日に冷凍庫から冷蔵庫へ移して解凍する。
  6. 熱湯を回しかけて人肌程度の温度にし、サプリメントを混ぜて与える。

  1. 材料をすべて一口大に切る。
  2. 鍋に鴨肉、玄米、卵、ブロッコリーを入れて水を加え、鴨肉に火が通るまで茹でる。
  3. 祖熱が取れたら、きゅうり、かいわれ大根を混ぜ、サプリメントを加えて与える。
  4. すぐに与えない分は小分けして冷凍保存し、与える前日に冷凍庫から冷蔵庫へ移して解凍する。与える際に熱湯を回しかけて人肌程度の温度にし、サプリメントを混ぜる。

カロリー

全量 = 1061 kcal1/3量 = 354 kcal)

体重 1日量
5 kg 1/3量
8 kg 1/2量
10 kg 3/5量
12 kg 2/3量
15 kg 3/4量
20〜25 kg 全量
30 kg 1+1/3量

  • 避妊去勢済み・普通の運動量の場合
  • 骨やおやつを与えられるよう少なめの計算になっています。
  • 1日2食の場合は、この半量を1食分として与えます。
  • 手作り食を初めて与える場合は、1週間おきに体重を計り与える量を調節しましょう。

 ライフステージ・体重別の栄養計算はこちらから 

たんぱく質 63%
脂質 14.5%
炭水化物 22.5%

1000 kcal あたりの栄養

必要なサプリメント

MEMO
  • 普段からを与えている場合は、カルシウム亜鉛は必要ありません。
  • ブロッコリーにはビタミンAの前駆物質ベータカロテンが含まれています。
  • 生で与える場合は、必要量のビタミンB群が補えます。

 サプリメントガイド 

  • 生で卵を与えるとお腹がゆるくなりやすい子はゆで卵を利用しましょう。卵白を加熱すれば防ぐことができます。
  • 鴨肉の皮や脂肪も与えたい場合は、調理せず、生で与えるのがおすすめです。調理した脂肪は膵炎を起こしやすいので注意が必要です。

卵を与えるとお腹がゆるくなるのはなぜ?

初めての方へ

手作り食の危険性を知って安心安全

みる

栄養自動計算機

うちの子に必要なカロリーや栄養素の量は?

みる

サプリメントガイド

手作り食に不足しがちな栄養素をチェック

みる


 猫用レシピ 

材料

鴨肉 300 g
2 個
玄米(柔らかめに炊いて冷ましたもの) 50 g
ブロッコリー 50 g
かいわれ大根 1/2 パック
きゅうり 1/2 本

作り方

  1. 玄米は調理して冷ましておく。
  2. ブロッコリーは小さめの一口大にし、軽く茹でるか蒸して冷ましておく。
  3. 鴨肉、きゅうり、かいわれ大根をを一口大に切る。
  4. 材料をすべて混ぜ、1食分ずつ小分けして3日以上冷凍する。
  5. 与える前日に冷凍庫から冷蔵庫へ移して解凍する。
  6. 熱湯を回しかけて人肌程度の温度にし、サプリメントを混ぜて与える。

  1. 材料をすべて小さめの一口大に切る。
  2. 鍋に鴨肉、玄米、卵、ブロッコリーを入れて水少々を加え、鴨肉に火が通るまで茹でる。
  3. 祖熱が取れたら、きゅうり、かいわれ大根を混ぜ、サプリメントを加えて与える。
  4. すぐに与えない分は小分けして冷凍保存し、与える前日に冷凍庫から冷蔵庫へ移して解凍する。与える際に熱湯を回しかけて人肌程度の温度にし、サプリメントを混ぜる。

カロリー

全量 = 925 kcal(1/4量 = 231 kcal)

体重 1日量
3 kg 1/5量
4 kg 1/4量
5 kg 1/4〜1/3量
6 kg 1/3量
7 kg 1/3〜1/2量
8 kg 1/3〜1/2量

  • 避妊去勢済み・普通の運動量の場合
  • 骨やおやつを与えられるよう少なめの計算になっています。
  • 1日2食の場合は、この半量を1食分として与えます。
  • 手作り食を初めて与える場合は、1週間おきに体重を計り与える量を調節しましょう。

 ライフステージ・体重別の栄養計算はこちらから 

たんぱく質 45.5%
脂質 38.7%
炭水化物 15.8%

1000 kcal あたりの栄養(皮・脂身つきの鴨肉を使用した場合)

必要なサプリメント

MEMO
  • 普段から内臓肉を与えていれば、必要なのはヨウ素タウリンだけです。
  • タウリンは食品中の含有量の変動が大きく、調理中や保存中に壊れやすいため、サプリメントの併用をおすすめします。
  • 生の場合はビタミンB群を与える必要はありません。

 サプリメントガイド 

  • 生で卵を与えるとお腹がゆるくなりやすい子はゆで卵を利用しましょう。卵白を加熱すれば防ぐことができます。
  • 鴨肉の皮や脂肪も与える場合は、調理せず、生で与えるのがおすすめです。

卵を与えるとお腹がゆるくなるのはなぜ?

初めての方へ

手作り食の危険性を知って安心安全

みる

栄養自動計算機

うちの子に必要なカロリーや栄養素の量は?

みる

サプリメントガイド

手作り食に不足しがちな栄養素をチェック

みる