2018 / 01 / 24

栄養自動計算機に上限値が表示されるようになりました

平素より本サイトをご利用いただきありがとうございます。

多くの皆さまからのご要望にお応えし、犬猫の自動栄養計算機で「上限値」が表示されるようになりました。以下の栄養素が対象になります。

米国学術研究会議(NRC)が推奨する犬猫の栄養基準において「安全な上限値(Safe Upper Limit)」が設定されている栄養素のうち手作り食で過不足が起こりやすいもの:

  • リノール酸
  • EPA・DHA合計量(オメガ3脂肪酸)(犬のみ)
  • ビタミンA
  • ビタミンD

AAFCO(米国飼料検査官協会)によりドッグフード・キャットフード中の「最大許容量(Maximum)」が規定されている栄養素のうち、手作り食で過不足が起こりやすいもの:

  • カルシウム(犬のみ)
  • 鉄(犬のみ)
  • 亜鉛
  • ヨウ素(犬のみ)
  • セレン(犬のみ)
自動計算機へGO!

※ NRCの「安全な上限値」とは:有害な作用を生じないと報告されている最大量。

※ AAFCOの「最大許容量」とは:ペットフードに過剰配合されやすい、または、過剰投与により中毒を起こすことが知られている栄養素を対象に設定された上限値。

上限値が設定されていない栄養素については、データ不足のため設定されていないだけであって、いくら摂取しても有害作用を生じないというわけではありません。ただし、これらの基準はいずれも精製され消化率を最大限にした食事やペットフードを想定して設定されているものです。

手作り食では、特定の食材を毎日大量に与え続けた場合に、これらの量を上回ることが理論的に想定されますが(例:レバーに含まれるビタミンAや銅、イワシなどの青魚に含まれるDHA・EPAやビタミンD、海藻に含まれるヨウ素など)、ペットフードのように過度の精製や加工が行われていない自然素材の食品の場合はすべての成分がそのまま吸収されるわけではないため、常識的な範囲で与えている限り過剰摂取を心配する必要はほとんどありません。過剰よりも不足に気をつけましょう。

過剰投与に気をつける必要があるのは、用量の大きい人用のサプリメントを猫や小型犬に使用する場合です。サプリメントガイドと合わせてご利用ください。

 

Wholly Vet 事務局